『ザ・マジックアワー』


6/7公開。
この映画に説明はいらない。チラッと予告編を観たら、あとは気楽に映画館に行って笑いながら観ればいいだけだ。
この映画の「笑い」は大人の笑いだ。これまでの三谷幸喜作品でもそうだが、本作の笑いはさらに緻密に計算されて創り上げられている。この作品が大ヒットするのであれば(おそらくするだろうが)、日本人の笑いに対するレベルの高さを意味すると言ってもいいのではないかと思う。
予告編で示されているように、本作は各キャストの立場がそれぞれ確立されていて観客が観ていてわかりやすいように創られているのだが、それでもこの作品の場面の展開は早い。それについていくことができる観客もまた、笑いに肥えている、作品にとってとても重要な最後の要素となっている。
http://www.magic-hour.jp/index.html