ヨーロッパGP

Fマッサ 予選1位/決勝1位 ランキング2位↑
Kライコネン 予選4位/決勝リタイア ランキング3位↓

Fマッサ、前戦のリベンジを果たしてみごと優勝。PPスタートで最後までトップを維持、FLもあり完璧な優勝となった。2回目ピットアウト時にGフィジケラと交錯して罰金処分となるが、まぁそんなことは本人にとっては痛くもかゆくもないだろう。
Kライコネン、対照的にさんざんな週末。クビサに押さえられ、1回目のピットストップ後にはFマッサの後ろになってしまったためにクビサに引き離され、2回目のピットストップ時には本人のミスでピットクルーを負傷させ、結局はエンジンブローでリタイア。ポイントランキングで再びマッサに先行を許すことに。
前戦のFマッサに続いてのKライコネンエンジンブロー。ここ数戦フェラーリエンジンは苦難続きであり、もしかしたら暑さに弱いエンジンなのかもしれない。コンストラクターズポイントでは依然トップを維持しているものの、いまだドライバーズポイントではLハミルトンに先行を許している。

Lハミルトン 予選2位/決勝2位 ランキング1位→
Hコヴァライネン 予選5位/決勝4位 ランキング5位↑

Lハミルトン、堅実にまとめて2位獲得。Fマッサの勢いには及ばなかったものの、確実なレースを続けた。
Hコヴァライネン、こちらもまた堅実にまとめて4位獲得。連続ポイント獲得を5戦に伸ばし、ドライバーズポイントランキング争いでNハイドフェルドを逆転、5位に上がった。次のターゲットは12ポイント差のクビサ。来期に向けて後半戦で逆転したいところだ。

  • BMW(ランキング3位→)
Rクビサ 予選3位/決勝3位 ランキング4位→
Nハイドフェルド 予選8位/決勝9位 ランキング6位↓

Rクビサ、カナダGP優勝依頼の表彰台獲得。久々にBMWがしぶとさを見せた。BMWは完全にRクビサ中心のチームとなっている。来期は長期に渡ってスポンサーであったクレディスイスがスポンサーを降りるということで、チームとして次の一歩を踏み出すことができるか、来シーズンの3番手ポジションの争いはかなり熾烈になりそうな予感。
Nハイドフェルド、カナダ、イギリスの2位獲得で復調かと思いきやここ2戦はポイント獲得できず。苦しい戦いが続いている。悪くないのだが、Rクビサほど何かしてくれるんじゃないかという期待が持てない。

Jトゥルーリ 予選7位/決勝5位 ランキング7位→
Tグロック 予選13位/決勝7位 ランキング10位↑

Jトゥルーリ、決勝でも確実な走りで5位獲得。トヨタの4番手ポジションを強固なものとしつつある。
Tグロック、予選は残念な結果だったがこの高速サーキットで1ストップというギャンブルがあたり7位入賞。ハンガリーの2位表彰台に続き2戦連続のポイント獲得。トヨタコンストラクターズポイント4位を確実にするには、Tグロックの今後の活躍次第かもしれない。

Sベッテル 予選6位/決勝6位 ランキング13位↑
Sブルデー 予選10位/10位 ランキング18位→

Sベッテル、やはり才能あるドライバーなのだろう。今シーズンもチームメイトであるブルデーを完全に凌駕している。
Sブルデー、初戦オーストラリアGPで獲得した2ポイント以降、ポイントを積み重ねられずにいる。レッドブルの支援が得られなくなる来シーズンのシートは微妙かもしれない。

  • ウィリアムズ
Nロズベルグ 予選9位/決勝8位 ランキング11位→
中嶋一貴 予選11位/決勝15位 ランキング13位↓

Nロズベルグ、久々にポイントを獲得したものの、ポイントでSベッテルに並ばれた。ウィリアムズとしては仕方がない状況ではあるのだが、Nロズベルグにとってはもうちょっと期待していたシーズンだっただろう。
中嶋一貴、ヨーロッパGPの主役ともいえるFアロンソのウィングをぶっとばし、その後はGフィジケラに押さえられ続けて残念な結果に。ポテンシャルはあっただけに、上手くやればもうちょっといけたはずだ。