書評:『クビツリハイスクール 戯言遣いの弟子』西尾維新/講談社文庫

戯言シリーズ第3弾。文庫化された既刊本を読み切ってしまった…。

クビツリハイスクール 戯言遣いの弟子 (講談社文庫)

クビツリハイスクール 戯言遣いの弟子 (講談社文庫)

前作までとちがい、主人公は意外と積極的(^_^;)。とはいえ、結局の展開はさすがなのだけれども。

  • 第一幕 狂言解糸
  • 第二幕 子荻の鉄柵
  • 第三幕 首吊高校
  • 第四幕 闇突
  • 第五幕 裏切再縁
  • 第六幕 極限死
  • 第七幕 赤き征裁
  • 幕後 鈴蘭の誉れ

相変わらず死体ごろごろ、精神ダメージザクザクな展開。ライトノベルと割り切って読めば楽しめることが分かってきたけど。デビュー作、そして第2弾までと異なり、文庫の厚さ的にも内容的にもちょっと肩の力が抜けたかんじの作品。展開としても、そんなに先が読めないわけではなく、妥当ともいえる結末。シリーズものなので、単作でもまぁ本筋は楽しめるけれども、やはりシリーズものの作品はちゃんと順番に読むに限ります。
戯言シリーズは随月での文庫発刊なので、次作『サイコロジカル』(上)(下)は10/15発売予定ということで暫くお休み。さて、どうしますか。