Hコヴァライネン | 予選2位/2番グリッド/決勝1位 |
Lハミルトン | 予選1位/1番グリッド/決勝5位 |
Hコヴァライネン、初優勝おめでとう。LハミルトンのパンクとFマッサのエンジンブローという2つの運を味方につけた初優勝だったものの、それでも優勝にふさわしい走りであったことは確か。
Lハミルトンはやはりタイヤには優しくない走りのようだ。予選の驚異的なスピードは決勝ではすっかり鳴りを潜めてしまった。そして最も負荷のかかる左フロントタイヤのパンク。原因はまだ確定されていないが、どう考えてもドライビングスタイルが要因の1つではあるだろう。とはいえ、5位入賞ということで最悪の結果は回避。いまだドライバーズポイント争いではトップをキープ。
Kライコネン | 予選5位/5番グリッド/決勝3位 |
Fマッサ | 予選3位/3番グリッド/決勝17位 |
Fマッサにとってはまさに天国から地獄へ。スタートの1コーナー勝負でマクラーレンの2台を見事にパスし、その後も順調にリードを奪っていたものの、あと3週を残したところでなんとエンジンブローで停止。完走扱いも17位となり、ドライバーズポイントでの逆転ならず。
Kライコネンは終盤驚異的な追い上げでTグロックを追い詰めるも、Fマッサのエンジンブローを受けて3位キープを選択。納得できる結果ではないだろうが、ドライバーズポイントランキングでの2位は悪くはない。Lハミルトンとの5ポイント差を埋めるために後必要なのは2回目の優勝だ。
Tグロック | 予選4位/4番グリッド/決勝2位 |
Jトゥルーリ | 予選9位/9番グリッド/決勝7位 |
今シーズン2回目のダブル入賞。コンストラクターズポイントランキング4位の座を守った。Tグロックは初表彰台どころか、トヨタに2回目の2位をもたらした。終盤Kライコネンに追い詰められかけるも、ミスのない走りで乗り切った。やっとTグロックが本領発揮といったところか。
Jトゥルーリも堅実な走りで7位入賞。低速サーキットとしてダウンフォースが求められるこのサーキットでトヨタの2台は非常に安定したラップを週末中ずっと維持していた。上位3チームにはまだ及ばないかもしれないが、ここ数戦、ついにトヨタは開発が結果に結びつき始めているようだ。
Fアロンソ | 予選7位/7番グリッド/決勝4位 |
NピケJr | 予選10位/10番グリッド/決勝6位 |
ルノーは限られた予算の中で善戦しているといっていいだろう。もちろん、Fアロンソのドライバーとしての才能がそれを引っ張っている面があるということは明らかではあるが。Fアロンソは取れるポイントは確実に取っており、やはりドライバーとしては超一流なのだろう。
NピケJrはドイツGPでの2位獲得で本来の走りを思い出したのかもしれない。初の2戦連続ポイント獲得でルノーにダブル入賞をもたらした。コンストラクターズポイントでトヨタに続く5位に浮上。Fアロンソの来期残留に一歩前進か。
Rクビサ | 予選4位/4番グリッド/決勝8位 |
Nハイドフェルド | 予選16位/15番グリッド/決勝10位 |
BMWは下降線をたどっているのだろうか。Rクビサの1ポイントしか加算できなかったBMWはついにコンストラクターズポイント2位の座をマクラーレンに明け渡すことになった。
Rクビサは予選はそれなりの結果だったものの、決勝でのレースペースはまったくよいところがなく8位フィニッシュ。ドライバーズポイントでは4番手の座をまだ維持しているものの、ここ3戦でわずか3ポイント。Nハイドフェルドと共に足踏み状態が続いておりHコヴァライネンの足音が聞こえつつある。
Nハイドフェルドは予選での不運もあったが決勝でもよいところなし。10位がやっと。せっかくここ数戦復調気味だったのだが、残念な結果に。
Mウェバー | 予選8位/8番グリッド/決勝9位 |
Dクルサード | 予選13位/13番グリッド/決勝11位 |
いいところのなかったハンガリー。コンストラクターズポイントでルノーに逆転されて6位に転落しており、後半戦も苦しい戦いが続きそう。
- ホンダ
Jバトン | 予選12位/12番グリッド/決勝12位 |
Rバリチェロ | 予選18位/17番グリッド/決勝16位 |
あいかわらずなポジション。とりあえずはレッドブルをキャッチアップして欲しいところ。コンストラクターズポイントでもウィリアムズに続く8番手に沈んでおり、ルノーやトヨタに引き離されつつある。
- ウィリアムズ
中嶋一貴 | 予選17位/16番グリッド/決勝13位 |
Nロズベルグ | 予選14位/14番グリッド/決勝14位 |
やはりプライベーターはシーズン中の進歩が難しいのだろう。中嶋一貴は1ストップ作戦に出るも13位がやっと。Nロズベルグもいいところなしで14位。来期もこのコンビで頑張ることになりそうな雰囲気だ。
- フォースインディア
Gフィジケラ | 予選19位/18番グリッド/決勝15位 |
Aスーティル | 予選20位/20番グリッド/決勝リタイア |
あいかわらずだが、下位グループの中でレースができるようになってきている。
シームレスギアボックスが導入されれば、もうちょっと伸びてきそうなので最終的にどんなポジションになるだろうか。
Sボーデ | 予選14位/19番グリッド/決勝18位 |
Sベッテル | 予選9位/9番グリッド/決勝リタイア |
ここ数戦、兄貴分チームであるレッドブルを上回る成績を収めていたトロロッソだが、ここではふるわず。
Sボーデは予選中においてNハイドフェルドの進路妨害のため5番グリッド降格。
Sベッテルはレースになる前にオーバーヒートと思われるトラブルでリタイア。