イタリアGP

雨の予選・決勝が思わぬ結果をもたらした。チャンピオンシップの行方に、この予想外のポイントがどう影響してくるのか、次戦シンガポールのナイトレースに続く。

Sベッテル 予選1位/決勝1位 23ポイント/9位↑
Sブルデー 予選4位/決勝18位 4ポイント/17位→

(予選)Sベッテルトロロッソ初のPP獲得。Sブルデーもここにきて調子を上げてきて4位に。
(決勝)Sベッテルトロロッソ初の優勝。101人目の最も若いF1ウィナーに。まさかポール・トゥ・ウィンを達成するとは思わなかった。Sブルデーはせっかくの予選のポジションをエンジンストールで台無しに。トロロッソは前身であるミナルディを通じても初の優勝。コンストラクターズポイントランキングでもなんとレッドブルを逆転して6位に上昇。

Hコヴァライネン 予選2位/決勝2位 51ポイント/6位→
Lハミルトン 予選15位/決勝7位 78ポイント/1位→

(予選)2位となったHコヴァライネンに対して、Lハミルトンは2次予選でまったくタイムが出せずに15位に沈む。
(決勝)Hコヴァライネンは手堅くまとめて予選順位を守りきって2位フィニッシュ。Lハミルトンは驚異的な(かつ非常に強引ともいえる)追い上げでFマッサを追い込んだが1ストップでのエキストリームウェザータイヤでは終盤の乾き始めた路面に対応できずにタイヤ交換を行いマッサに先行を許して7位に後退してそのままフィニッシュ。1ポイント詰め寄られたものの、まだドライバーズポイントランキングで1位を守っている。

  • BMW(117ポイント/3位→)
Nハイドフェルド 予選10位/決勝5位 64ポイント/3位→
Rクビサ 予選11位/決勝3位 53ポイント/5位→

(予選)飛び抜けた力を持っているフェラーリマクラーレンが埋没したこういうレースでこそ大量ポイント獲得を目指さなくてはならないBMWなのだが、結果的には仲良く埋没。
(決勝)Rクビサはドライバーズポイント争いで価値ある3位表彰台を獲得、Nハイドフェルドも混戦模様のレースを手堅くまとめて5位まで上がってポイント獲得。RクビサはまだLハミルトンに14ポイント差をつけられているが、まだ可能性を残している。

Fアロンソ 予選8位/決勝4位 28ポイント/7位↑
NピケJr 予選17位/決勝10位 12ポイント/13位↓

(予選)Fアロンソはしぶとく3次予選まで生き残る。ここ一発での集中力と結果を残すところはさすがで、やはりドライバーとしてFアロンソは超一流なのだろう。来シーズンのフェラーリのシートは確定したので、Fアロンソに残された選択肢はBMWとホンダぐらいか。
(決勝)Fアロンソは強い。4位入賞で5ポイントを積み重ねてドライバーズポイントランキングで7位まで浮上、ライバルであるトヨタのJトゥルーリを逆転した。同様にコンストラクターズポイントでもトヨタに並び、終盤戦を盛り上げてくれそうだ。

Fマッサ 予選6位/決勝6位 77ポイント/2位→
Kライコネン 予選14位/決勝9位 57ポイント/4位→

(予選)Fマッサにとってはベストではないがいい流れになっている。チームメイトであるKライコネン、そしてなんといってもLハミルトンよりもだいぶ有利なポジションを獲得し、シーズン終盤での逆転なるか。
(決勝)Fマッサにとっては楽なレースではなく運もあまりなかったがそれでも必死な走りで6位フィニッシュ。Lハミルトンを押さえきってポイントを1ポイント差まで迫った。対するKライコネンは終盤に追い上げて9位までポジションを上げたもののポイント獲得ならず。ほぼチャンピオンシップ争いからは脱落。残りは3戦なので自力優勝できる立場にあるのはLハミルトンとFマッサのみ。これで終盤4戦のフライアウェイ、フェラーリとしてはFマッサのチャンピオンシップ獲得を目指す体制が明確になったと言えるだろう。

Mウェバー 予選3位/決勝8位 20ポイント/10位↓
Dクルサード 予選13位/決勝16位 ポイント/位

(予選)Dクルサードは最後のフライアウェイに参加するか否か。いずれにしろ、ヨーロッパでのDクルサードのレースはこれが最後だ。
(決勝)ここ数戦は完全にトロロッソに勢いという意味でも逆転されている兄貴分チーム。Mウェバーは予選からポジションを落としたものの、なんとか1ポイントを獲得。今シーズン限りでの引退を決めているDクルサードは終盤に中嶋一貴と接触、フロントノーズ交換を余儀なくされて17位に沈む。はたして残り3戦の出場やいかに。

Jトゥルーリ 予選7位/決勝13位 26ポイント/8位↓
Tグロック 予選9位/決勝11位 15ポイント/11位↓

(予選)コンストラクターズポイント上位勢の中で唯一、2台とも3次予選まで進めてきた。ここ数戦は手堅くまとめてきており、安定感は高い。
(決勝)せっかくの予選のポジションを両者とも守りきれずにポイント獲得ならず。コンストラクターズポイントランキングでもルノーに並ばれている。収穫としてはTグロックがかなり積極的なバトルを展開していた点。やはり来シーズンもトヨタはこの2人でいくことになりそうだ。

  • ウィリアムズ(17ポイント/8位↓)
Nロズベルグ 予選5位/決勝14位 9ポイント/14位→
中嶋一貴 予選18位/決勝12位 8ポイント/15位→

(予選)Nロズベルグの結果を見る限り、中嶋一貴の1次予選は残念。
(決勝)せっかくの予選のポジションを守りきれずにNロズベルグは14位に沈む。対して中嶋一貴ピットスタートを選択して12位まで順位を上げた。

Jフィジケラ 予選12位/決勝DNF 0ポイント/-位
Aスーティル 予選20位/決勝19位 0ポイント/-位

コメントなし。

  • ホンダ(14ポイント/9位→)
Rバリチェロ 予選16位/決勝17位 11ポイント/13位→
Jバトン 予選19位/決勝15位 3ポイント/18位→

コメントなし。