1000億円を超えるITサービスベンダーって

日本には12社しかないのね、というのが本題とは外れていますが最初の感想。

IT専門の調査会社であるIDC Japanは9月2日、2009年3月期(2008年度)における国内ITサービス市場のベンダー競合分析を発表した。それによると、売上高が前年比プラス成長となったベンダーは、調査対象14社中5社のみだったという。
売上高が前年比プラス成長となった主要ベンダーは、富士通NTTデータ、HP、CTC、NRIの5社。特に、システム開発などのプロジェクトベース売上高が減少するベンダーは多く、プロジェクトベース売上高が前年比プラス成長となったのは富士通NTTデータNRIのわずか3社だった。

http://www.computerworld.jp/news/sw/160749.html?RSS
IDC Japanを出典とするこの図表がなかなか興味深い。

ITサービスにおいて日本で一番稼いでいるのは富士通なんですね。次いでNEC, 日立, NTTデータ, IBMの順。まぁ順位はともかく、登場する会社はおおよそ想像通りだったものの、これだけ無数とも言えるSIerがあるなかで、1000億円以上をITサービスで稼いでいる会社がわずか12社というのが驚き。数百億円規模の会社はかなり沢山あるだろうけれども…まぁこんなもんなんですかね。
それにしても先に挙げた5社は1000億円を超える会社の中でもダントツのトップ5。やはりトータルソリューションというか、金融その他を対象として企業の根幹を支えるシステムを提供できるレベルでないと、この規模には達しないみたいです。