個人的には「映像の引用」は許容範囲とすべきだと思う。ただし、その場合には文章等の引用で行われているのと同様に、引用元や出典などを明記し、あくまでも「引用」の範囲にとどめる良識が必要だ。
映像を作っている側にもそれなりの言い分があると思うが、現状に法律がそぐわなくなってきているとしたら改正する方向に向かうことが正しい選択だと思う。
全編をそのままUpするなどの悪質な場合は徹底的に取り締まり、引用は許容する。その境目をどこに置くかは非常に難しい問題だが、著作物における引用が「一般的に引用として認められる範囲」という認識を共通認識にできているのだから、映像に関しても次第にそういった認識を共有し、社会ルールとしていくことはできるのではないだろうか。
映像が引用されることは必ずしも著作権者の不利益のみにつながるわけではない。YouTubeにアップされていた映像を見たことがきっかけで興味を持った番組もあるし、過去の映像が掘り起こされることで根本的に「映像に対する興味」を持つ人が増えることはいいことだろう。
YouTubeのビジネスモデルはまだ見えてきていないが、「引用」による映像コンテンツ流通の合法化を果たせば、そこからビジネスモデル構築の突破口が開けるような気がする。
- Life is Beautiful - YouTubeを使ったテレビ番組の「一部引用」の合法性に関する意見募集(http://satoshi.blogs.com/life/2006/07/youtube_2.html)にたいする意見投稿
