Client端末Hypervisorは一般化するのか?

CitrixがVMwareに先駆けてクライアント端末向けHypervisorである"XenClient"のRC版をリリースしました。CPUの仮想化支援機能(Intel VT-d, VT-x)を利用していますので、どんなクライアントPCでも使えるわけではありません。RC版のスペック情報はこちら非公式互換情報はこちら。クライアント端末向けHypervisorで最も難しい部分はグラフィックカードのサポートの部分の模様で、RC版ではIntelオンボードグラフィックチップだけがサポートされています。RC版認定PCもメジャーベンダー各社のノートPC何種類かだけとなっています。

  • HP EliteBook 6930p, 2530p, 8440p*
  • Dell Latitude E4300, E6400, E6410*, E6500, E6510*
  • Dell Optiplex 780
  • Lenovo ThinkPad X200, T400, T500

本番リリースではどういう扱いになるのでしょうか。また、ハードウェアベンダーがプリインストール出荷するのかどうかも気になるところです。
また、XenClientはクライアント端末向けHypervisor単体として提供されているわけではありません。XenClient向けの仮想マシンイメージをアップロード/ダウンロードするためのツールであるCitrix Receiver for XenClientや、仮想マシンイメージの配信を行う仮想アプライアンスSynchronizer for XenClientなども合わせて提供されます。

v12n.jpにかなり情報が集まっており、ここで色々書く必要はまったくなさそうだ(^_^;)。詳しい情報はこちら。近いうちに実機で確認してみたいと思っています。