爆笑問題の本は唯一購入するいわゆるタレント本。本書は久々の日本史原論シリーズ。
- 作者: 爆笑問題
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2009/09
- メディア: 単行本
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…なーんて書いてはみたけれども、このシリーズを買う理由は面白おかしく時事ネタ漫才を読んでニヤニヤしたいから。
田中 ー ここのところずっと問題となっているのが、朝青龍の話題から始まって、最悪なのが相撲界の話だよね。稽古中に弟子が死亡してしまった事件。
太田 ー あれはひどいね。"どつき親方"?
田中 ー "時津風"だよ! 確かにどついたってことで問題になっているけど。
太田 ー あのインタビューもひどいよな。本人は「ビール瓶でちょっと小突いただけ」なんて言ってて、何が問題なのか全くわかっていないよな。ちょっとだろうが、何だろうが、ビール瓶で人を小突いちゃダメだろ!
田中 ー 確かにそうだね。
太田 ー ああいう奴はそのうち、「いや、ナイフの先でちょっと刺しただけなんです」とか言い出すぜ。
田中 ー 怖いよ!
太田 ー あるいは「ゆっくり刺したんです」とかな。
田中 ー ゆっくりでも死ぬよ!今回の事件で明るみに出たのが、相撲界の古い習慣とも言える"かわいがり"ね。力士にとっては指導だっていうんだけど、素人の我々からみたら集団リンチともとれなくはないからね。
笑って読めるネタ文ではあるのだけれども、ここにはとても重要な、時事問題に対しての見方、考え方が含まれている。楽しんで読みつつ、ちょっと考えてみることができる、その絶妙さがこのシリーズの魅力なのかもしれない。