Softbankの戦略なのかどうなのか、DoCoMoやauに比べて断然 電波の弱いSoftbankにはホームアンテナというワザがあります。ホームアンテナについて、詳しくはこちら。
ホームアンテナとは
- ホームアンテナとは、ご自宅の外まで届いている3G通信サービス（「ソフトバンク3G通信サービス」と「ディズニー・モバイルサービス」をいいます。以下同様）の電波を屋内まで引き込み、ご自宅内で携帯電話をつながりやすくする装置です。
本サービスは、ご契約の3G通信サービスの携帯電話番号（法人向けサービス、3Gプリペイドサービスを除く）1件につき1台のホームアンテナを提供するものです。
- ホームアンテナならびにその付属物（特殊工事用部材を除く）は、ソフトバンクモバイル株式会社が所有するものであり、第三者への譲渡、質入、転貸、損壊、破棄、改造その他一切の処分を行うことはできません。
我が家は木造ではありますが、無印良品 木の家はガルバリウムに囲まれた外装と高断熱仕様の壁面、2重ガラスのサッシなどのためか、窓を閉めると室内はほぼ携帯電話の電波は圏外かギリギリの状態。ただでさえ電波のつかみが弱いiPhoneは家中どこでも圏外でした。ほとんどの機能は無線LANのワイヤレスで使えるのですが、とはいえ携帯電話としての本分である電話機能が使えないのはちょっと問題。…ということで、Softbankの戦略にはまってホームアンテナを申し込んでみました(電波改善などの要望は上げてみていますが、そんなの結局らちがあかないので)。
設置費用は32,000円、2年間以上Softbank携帯の契約を続け、ホームアンテナの使用を継続することを条件として12,000円となります(つまり12,000円の初期費用となり、条件違反となった場合は20,000円の違約金を取られる仕組み)。うーん、おたくの電波が弱いから使うのに、12,000円も取るとはと思わずにはいられませんが、まぁ仕方がない。
ホームアンテナといっても、実際には家の外に取り付けて電波を送受信するためのドナーアンテナと、室内に取り付けて電波を中継するホームアンテナの2つから構成されます。我が家に取り付けられたホームアンテナはHMR-0619+、ドナーアンテナはIMT-SFPA-07W。どちらにもKT Networksのロゴがあるので、韓国KT Networks社(韓国の携帯電話キャリアKTの子会社)製と思われます。
まずこちらが家の外に取り付けたドナーアンテナ。
配線をクーラーの配管穴を使って通してもらったので、必然的にというかクーラーの配管カバーにバンドで取り付けてもらってあります。まぁ壁につけることもできるみたいでしたが、ずっと使うものではないでしょうしね。配線を通した後はしっかりとシリコンで埋めてもらいました。
で、こちらがわかりづらいかと思いますがクーラーの脇から出てきているホームアンテナの線。
クーラーには元々、配管をどちら向きにしても対応できるように配管のための切り込み口があるので、そこを利用。ぺろっと線が出てきていますが、まぁそれほど目立たない感じ。
そしてこれがホームアンテナ。
ホームアンテナ自体は立て16cm、横7cm程度。緑色のLEDは正常稼働を示していますが、起動後10分間はその左右に数字が表示されます。左側は緑色で電波の入力値の強さを示していて0-9までの10段階(9が最もよい値で、我が家はおおよそ6程度)、右側は赤色でドナーアンテナとの干渉値を示していてこちらも0-9までの10段階(9が最も干渉の少ない状態を示していて、我が家はほぼ9)。ホームアンテナは電源ケーブルがあるので、コンセントの位置を考えながら配置する必要があります。
そんなこんなで、やっと我が家は家のどこにいてもSoftbankの電波が届く家になりました。DoCoMoやauはこんなものなくてもどこでも届くんですけれどもね…(奥さんはDoCoMoユーザ、SECOMの通信器はau回線を使用)。電波キャッチの弱いiPhoneでも問題なく使用できる状態になりましたので、まぁ満足です。これで12,000円がなければベストなんですけど。
(2010/5/29追記)
Softbankがフェムトセルの無料提供を始めたことにより、既存ホームアンテナユーザに対しては設置費の返金がおこなわれることになりました。ということで、本日為替証書で12000円分が届きました。既存ユーザを大切にすることは、重要な対応だと思いますので、今回の対応はよいと思います。
(2011/6/28追記)
ホームアンテナの室内モジュールの電源アダプターを交換する、ということで佐川急便で交換用アダプターが届けられました。どれくらいの数のホームアンテナユーザがいるのか知りませんが、このブログに対する検索語で「ホームアンテナ」って実はかなりの上位なんですよね…。そういえば、ホームアンテナモジュールは24時間通電させっぱなしということもあり、手に持つとかなり熱いです。そこそこ電気を喰っているだろうなぁ、こいつは。
