書評:『賃貸宇宙 - UNIVERSE for RENT(下)』都築響一/ちくま文庫

賃貸宇宙UNIVERSE for RENT〈下〉 (ちくま文庫)

賃貸宇宙UNIVERSE for RENT〈下〉 (ちくま文庫)

なぜか下巻のみ(○´∀`)ノ。別に小説でも続き物でもないので、下巻だけ読んだからといって何の問題もないんだけれども。
本書は著者が様々な生活感ありありな物件を300件撮影してきたものをまとめた上下巻シリーズ本。文庫本なのに上下巻ともにお値段1,700円、フルカラーでページ数500弱。製本の問題もあるのだろうけれども、分厚すぎる上にフルカラーで文庫にしては厚い紙を使っているだけに読んでいく端から本が壊れていく(o´д`o)。読み終わった頃には本体がバラバラになりかけるのも狙いなのかどうか…。
下巻のテーマは以下のとおり。

  • 陽当たりをさえぎること
  • 好きな町に住むこと
  • 都会の死角を探すこと
  • 好きな人と住むこと
  • たくさんで住むこと
  • 動物と住むこと
  • 本と住むこと
  • 音楽と住むこと
  • 洋服と住むこと
  • ゲームセンターに、おもちゃ箱と住むこと
  • 部屋をギャラリーにすること
  • 下宿式のアパートを活用すること
  • 風呂がなければ作ること
  • 寮に住むこと
  • パーフェクト・ルームという生きざま
  • 一軒家に住むこと
  • 団地に住むこと
  • 仕事場に住むこと
  • 土足で暮らすこと
  • 決して完成させないこと
  • そしてどこにも住まないこと

もはやこのテーマ以上説明のしようがない本書。ぜひ手にとってパラパラとめくってみて欲しい。
ただし、立ち読みしただけでも本が壊れ始めるので注意しながらで。