分担のメリット/デメリット

ハードウェア面の構成を組む人間、承認する人間、導入パラメータを設計する人間、導入する人間が別々だと、意思伝達や認識の共有といった面で難しさはあるが、つまらないミスや「そもそもサポートされない構成だった」などといった根本的問題を回避できる。さらに、副次的な効果?かもしれないが、デメリット面をカバーするためにフォーマットの統一化が行われるため、ある人の作ったパラメータシートとある人の作ったパラメータシートがぜんぜん違う、とか、こっちにはこの情報があるけど、こっちにはない、といったような難解さも回避することができる。保守する人間にとっても、どの案件でも統一されたフォーマットで構成資料を見ることができるということは非常に意味がある。
ただし、完全な分業は逆に組織の縦割化をもたらすことになるので、お互いの領域を多少オーバーラップしながら分担し、お互いの間違いを指摘したり、よりよい構成について検討したりする余地が残っていることもまた重要だったりする。