分譲しちゃいますか…


無印良品の家を展開するムジ・ネットとオリックス不動産が千葉県白井市の分譲22戸を販売するとのこと。日経新聞(2/5付)によると「状況を見ながら規模を広げる」とのことなので、今後さらに販売個数が追加される可能性もあります。すでにウェブサイトも公開されていました。ウェブサイトの様子から、どうやら窓の家をベースにした分譲住宅となる様ですが、1つの分譲住宅地(予定総戸数117戸)に22戸も窓の家コンセプトな家が並ぶっていうのはどうなるんでしょうか。
「今回分譲する住宅は注文住宅の仕様を一部簡素化。床を割安な部材にするほか、オリックス不動産の調達力や分譲住宅のノウハウを生かし、注文住宅の本体価格から3割下げた。」(日経新聞より)とのことですが、これまで注文住宅として販売されていた無印良品の家が分譲販売として大規模に展開されることには多少の違和感を感じてしまうのが正直なところです。
いい家なのでより多くの人に住んでもらいたいとは思うのですが、分譲として販売されるという形態ではたしてその良さが伝わるのだろうかとも思います。また、注文住宅の場合は土地探しなどを経てそれなりの期間をかけて家づくりに取り組むわけで、その期間を通じて家のことを考えることになりますが、その期間を経ずに住み始めることで家をどう感じるのか、きっとそこには違いがあるはずです。
まぁヒトがどう感じるのかは別にどうでもいいことではあるのですが、コンセプトや方向性といったものを見失わないで欲しいとは思います。