Windows PEは仮想環境でも便利

ComputerworldがWindows PEの特集記事「Windows PE 完全活用ガイド―[1]PEを使いこなすための基礎知識 」を始めています。Windows PE自体はだいぶ前から提供されているものでしたが、一般提供されるものではなかったのでそれほど誰もが使うツールではありませんでしたが、Vistaのリリース同時にWindows PE 2.0が一般提供され始めたことによって、次第に普及?しはじめているようです。

Windows Vistaのリリースに合わせ、Windows Vistaのセットアップのベースにもなっている「Windows PE 2.0」が一般ユーザーにも提供されるようになった。現在は「Windows自動インストールキット」(以下、WAIK)の一部としてWindows PEを入手、利用することができる。
最新バージョンは、WAIK 1.1に含まれるWindows PE 2.1で、これはWindows Vista Service Pack(SP)1およびWindows Server 2003がベースになっている。なお、Windows7対応のWAIK 2.0には、Windows PE 3.0が含まれる予定だ。

Windows PEが便利な最大の理由はどんな状況であってもCD Bootで使えるから。この便利さは仮想環境でも同様で、Windows PEのISOイメージファイルを共有されたストレージ上のデータストアに置いておくと意外と重宝します。たとえば仮想ディスクの中身を「仮想マシン自体を起動させずに」回収したり、ディスクのフォーマットやら定義ファイルの書き直しやらとシステム環境に対する修復対応にも色々と活用できます。
そんなわけで、今回はかるーくWindows PEはあると便利だ、という話題でした。素のWindows PEよりも、色々とカスタマイズしたものを用意するとさらに便利なわけですが、まぁその辺は各自で色々やってみてください。あんなツールやこんなツールもまとめて入れておくと便利ですよーみたいな(^_^;)。