Intel Xeon 5500 / 3500

Intelからこれまで開発コードNehalemとして扱われていたXeon5500/3500が正式に発表されました。

米国Intelは3月30日、「Nehalem」マイクロ・アーキテクチャを採用したサーバ向けプロセッサの新モデル「Xeon 5500」と「Xeon 3500」をリリースした。
(中略)
Xeon 5500とXeon 3500は、Nehalemベースとしては初のサーバ向け製品あり、各種の機能強化により従来のXeonよりも大幅にパフォーマンスが向上している。また、オンチップ・メモリ・コントローラを搭載するとともに、システム・コンポーネントとCPUの通信速度を高速化する「QuickPath Interconnect」技術を採用しており、プロセッサとメモリの間でデータをやり取りするための帯域幅がこれまでの3倍になっている。
さらに新型Xeonには、作業負荷の増大に対応するため、1つまたは複数のコアのクロック周波数を高めることができる「Turbo Boost」と呼ばれる機能も搭載されている。例えば、クロック周波数が2.93GHzの製品の場合、Turbo Boostを使うことで、一定の条件下で一時的にクロック周波数を3.3GHzまで高めることが可能だ。

http://www.computerworld.jp/topics/mcore/139969.html
AMDではすでに実現されていたCPUからメモリへのダイレクトアクセスにも対応、様々な拡張機能も盛り込まれてきています。出荷当初はQuad Coreとなりますが、今後さらなるマルチコア化が進むことは間違いありません。
最近はCPUの正式リリース=当該CPUを搭載したサーバの出荷開始となりますので、サーバベンダー各社からも新しいサーバラインナップが発表されてきています。

日本IBMは3月31日、同日発表されたIntel Xeon 5500シリーズを採用したx86サーバ3製品とブレード・サーバを発表した。新製品は、従来モデルよりも搭載可能メモリを2.6〜4倍に増強し、仮想化環境に最適な構成となっている。

http://www.computerworld.jp/topics/di/140009.html
どのハードウェアベンダーも仮想化に最適化するモデルを出してくると思われ、搭載可能なメモリ量が強化されてくることは確実です。IBMブレードサーバはメインラインアップのHS2x系でついにHDDのホットスワップに対応、DELLやHPに対してのウィークポイントを改善してきました。x3650M2の2.5inch HDDを最大12本搭載できるモデルなどはなかなか面白いモデルです。

今回発表された製品には、いずれも統合管理用のチップ「Integrated Management Module」が組み込まれ、リモートからの管理/監視/コントロールが行える。また、BIOSに代わって「Unified Extensible Firmware Interface」と呼ばれるファームウェアが採用されており、起動時間の短縮や操作性向上が実現されている。加えて、64bitシステム管理ツール群「ToolsCenter」が提供され、ファームウェアのアップグレード、OSのインストール、システム情報の収集などが容易になっている。

http://journal.mycom.co.jp/news/2009/03/31/052/
相変わらずIBMはIAサーバに置いてもハードウェアの先進性は得意ですね。EFIといえばMacでしたが、これをきっかけにEFIの標準化は始まるのでしょうか?

Dell はさらに、Symantec のIT管理ツール部門である Altiris との提携で開発した、システム管理ツール『Dell Management Console』(DMC) の新バージョンも発表した。DMC を使えば、同社製品だけでなく、他社製ハードウェアについても1台のコンソールからネットワーク上で管理できるという。

http://japan.internet.com/webtech/20090327/12.html#

新型サーバには、システム管理機能と診断機能が組み込まれており、CDやDVDからこれらの機能をインストールする作業が不要になるという。アンダーソン氏は、「新型サーバは、メディアを何も同梱しない状態で出荷される」と語り、複数の支社でシステムをアップデートしたり、アップデート版のソフトなどを配布する作業が容易になることを強調した。

http://www.computerworld.jp/news/hw/139469.html
DELLPowerEdge 11gとして新しいサーバラインナップを発表、すでにブレードサーバや一部ストレージ製品などで先行して取り入れられていた新しいデザインで統一されてきていてこれまでの銀色に輝くカバーの取り付けられていたイメージとはだいぶ異なる見た目になります。
DELLといえば標準化されたH/W、といったイメージでしたが、今回は管理面のソフトウェアにだいぶ重点が置かれている様です。簡単に使えるがDELL製ハードウェアに専用化されていたこれまでの管理ツールに換わってSymantecとの提携によって開発したDMCを打ち出してくるところは、自社で大々的にソフトウェア部門を持つIBMやHPに対抗するやり方としては面白いかもしれません。