Hyper-V2.0はよさげだけどいつリリース?

MicrosoftWindows Server 2008 R2としてリリースする予定になっているHyper-V2.0ですが予定どおりに仕上がればいい仮想化製品になりそうです。

* Live Migration
* 仮想ディスクのホットプラグ
* 論理プロセッサを32個サポート
* SLAT (通常はNested Page TablesもしくはNPTと呼ばれる)のサポート
* TCP/IP Offload Engine (TOE)とジャンボフレームのサポート
* Extended PowerShellのサポート(本格的なスクリプティング用に240種類の新しいcmdletを用意)
* CPU Core Parking

http://www.virtualization.info/jp/2009/01/microsofthyper-v-20remote-desktop.html

そしてついにVDI Connection Broker機能。MicrosoftWindowsによってデスクトップ市場を押さえているだけに必ず出してくると思われていた仮想デスクトップのコネクション管理サービスがついにHyper-Vの1機能として組みこまれることになりそうだ。
現在はCitrix XenDesktopとVMware Viewの2強と数多の新興企業が市場を争っている状況だが、Microsoftが本気でこの市場に乗り込んでくるとかなりのインパクトがあるだろう。
ただMicrosoftが参入することで期待されるメリットもある。その最大のものはなんといってもデスクトップOSのライセンスポリシーだ。現状、そのほとんどがOEM提供されていてハードウェアと紐付いてしまっているWindows OSでは仮想デスクトップにそのままライセンスを移行することはできない。こうした問題に対してMicrosoftがどのような対応に出てくるのか、いずれにしろ今後この市場は面白くなっていきそうだ。問題はMicrosoftが市場で戦える状況ができあがるまではそうしたライセンス変更はされないであろうということなのだけれども…(^_^;)。