VMware Converter 4.0 Beta1

すでに1ヶ月以上前の話になってしまいますが、VMware Converter 4.0のBeta1がベータ公開されています(ダウンロードには要登録)。
http://communities.vmware.com/docs/DOC-8712
まだβ版ということで、Release Notesには多数のKnown Issueが掲載されていますが、なかなか期待できそうです。
なんといってもVMware Converter 4.0最大のウリはLinuxをソースとしたP2Vに対応したこと。Redhat, SUSE, Ubuntuをサポートしており、これが正式リリースされればさらに移行ツールとして強力になりそうです。これまでのVMware Converter 3.xもLinuxP2Vしてしまうことはできていましたが、いかんせん、移行後に手動でグリグリとinitdの再構築やらvmware-toolsを導入してmodprobeを調整するなど色々やる必要がありました。
その辺りが4.0の正式対応によってどこまでツールによる処理でカバーしてもらえるのかはまだ確認ができていませんが、そのあたりがまともに使えるのであれば、だいぶLinuxP2V閾値が下がるような気がします。ま、がんじがらめにOSとアプリケーションとデータが絡まっているWindowsならいざしらず、LinuxP2Vして安心して使えるのかという話もありますが…。
ま、時間が空いたらちょっと検証してみることにしたいと思います。

(2009/2/19追記)
vCenter Converter 4.0として正式リリースされました。これまでStarter EditionとEnterprise Editionに別れていましたが、4.0からはStandalone Editionの1つのみでの提供となるようです。
RHEL, SUSE, UbuntuLinuxディストリビューションWindows Server 2008をソースとしたP2Vに対応するなど、vCenterのAdd-onとして提供されているConverter Enterprise for vCenterではまだ提供されていない機能も搭載されています。LinuxP2Vがどこまで「使える」のか、今後色々と検証レポートなどが出てくるでしょうが、自分でも確認してみたいところです。
相変わらず、ダウンロードには登録が必要です。
http://www.vmware.com/download/converter/
http://www.virtualization.info/jp/2009/02/vmware-vcenter-converter.html