日本人(とひとくくりにするのもどうかと思うけど)は細かいところに拘りすぎるくせに、情報源を確認しようともせず、宣伝を鵜呑みにしたりしている。そんな日本人にとって、もしもうちょっと正しく理解しようという気持ちがあるのであれば、手軽に読むことができるちょうどよい1冊。
今さら聞けない科学の常識―うろおぼえを解消する102項目 (ブルーバックス)
- 作者: 朝日新聞科学グループ
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2008/06/21
- メディア: 新書
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- 第1章 「身体・生命」の常識
- 第2章 「食品・栄養」の常識
- 第3章 「身のまわり」の常識
- 第4章 「地球・気象」の常識
- 第5章 「資源・素材」の常識
- 第6章 「宇宙」の常識
- 第7章 「生物」の常識
- 第8章 「IT」の常識
知らないこともある。
私にとっては、1-6の扁桃(大人になると必ずしも必要じゃないけどなんかの役割を果たしているのかもしれない上に、舌・口蓋・咽頭の3つある)とか、1-9のDNA(短いものなら人工的に化学合成もできる)とか、2-1の乳酸菌(実は伝統的なヨーグルトにはビフィズス菌は含まれていない)とか、ポリフェノール(フラボンもカテキンもイソフラボンもタンニンもクルクミンも全部ポリフェノール)とか、3-13の瞬間接着剤(使う量が多すぎるとただの接着剤になってしまう)とかがへーへーへーな項目。いやいや、知らなかったことを知るって面白いです。