VirtualCenter Plugins

VMwareがVirtualCenterに対するPlugin開発の概要を公開した。
http://www.vmware.com/support/developer/vc-sdk/vcplugin-exp/vcplugin_technote_exp.pdf
VirtualCenter Server 2.5に当初から存在したPlug-inは、VMware自身が提供しているUpdate ManagerとConverter Enterpriseであったが、これにより、様々な会社からのPlug-inがリリースされそうだ…というか、すでにされている!
主なPlug-inと、非公式ではあるもののVMware自身によるものよりも詳細なプログラミングガイドはこちら(http://www.lostcreations.com/viplugins/viplugins)のWebsiteで公開されている。やはりオープンソースパワーというか、世の中のハッカーたちは素早い。こうしたパワーはもはや無視できないレベルであり、こうしたパワーを以下に味方につけるかが今後の市場の流れを大きく左右する。そういう意味で、一歩先を行くVMwareの取り組みは他のベンダーにとっても対応策の検討を迫ることになるだろう。
公開されているPlug-inとしては、現時点ではまだRemote-CLI経由での実行のみがサポートされているStorage VMotionをVI Clientの管理画面から実行できるようにするものや、XenServerで搭載されていて便利な、VI Clientの管理画面の右クリックメニューから対象の仮想マシンゲストOSに対してRDP接続を実行するちょっとしたPlug-inなど、なかなか「かゆいところにちょっと手を伸ばす」ためのツールが公開されていて面白い。
VirtualCenter Server自身の安定性がもうちょっとよくなると、さらに魅力が増すのだが、それでもこうしたツールはVirtualCenterの魅力を増すには十分なインパクトだ。
大手ベンダーが対応を進めれば、かなり面白いことになるのではないかと思う。