オーストラリアGP:決勝@アルバートパーク・サーキット

毎年開幕戦は荒れるものと相場が決まっていますが、今年は熾烈すぎ。暑さなど、様々な要因が考えられますが、トラクションコントロールが禁止されたことは意外とダメージは大きいのかもしれません。みなさん、横滑りしたり挙動を乱したりとなかなか大変そう。特にライコネンがスピンしたりコースアウトしたりしたりしていたのはかなり印象的でした。
ポイントランキングは管理がしやすいので、今年からはGoogleドキュメントのみにします。

トップはポールトゥーウィンでLハミルトン。チームメイトHコヴァライネンも5位入賞で計14ポイント。初戦からフェラーリに対して大きなアドバンテージを築いた。
2位にはNハイドフェルド。残念ながらチームメイトRクビサはリタイアしてしまったものの、やはり今年もBMWは上位2チームになにかあるとしっかりと表彰台に絡んできそうだ。
3位にはなんとNロズベルグ。下馬評で「今年はかなりいいのでは」といわれていたウィリアムズだが、やはり今年はかなりいい。新チームメイト中島一貴も6位入賞を果たし、これだけ過酷なコンディションの中、しっかりと2台完走。2台とも完走したのはマクラーレンとウィリアムズだけだというところがレースの過酷さを物語っている。
4位はFアロンソ。入れ替わるようにルノーからマクラーレンに移籍したコヴァライネンと終盤熾烈な4位争いを展開したものの、しっかりとポジションを守りきっての4位はさすが。チームメイトNピケ・ジュニアは予選から全然タイムが出せていなかったこともあるが、やはりアロンソの巧さがこの結果につながっているのだろう。
7位にはトロロッソからデビューしたSボーデが入った。これだけ混乱した決勝をしっかり生き延び、最後には力尽きたもののなんとかポイント圏内を維持したのはさすが。とはいえ、今後も厳しい戦いが続くだろう。
8位はKライコネン。最後にメカニカルトラブルで停止してしまったが、Rヴァリチェロの失格によってなんとか1ポイントを獲得した。初戦からフェラーリは思わぬ苦戦。このまま終わるフェラーリではないだろうが、次戦マレーシアGPも酷暑のサーキットが予想され、おそらくエンジンを載せ替えなければならないライコネンは厳しい戦いが続きそうだ。
レッドブルトヨタスーパーアグリ、フォースインディアは2台ともリタイア。特にトヨタは冬期テスト終盤に勢いを見せていただけに残念な結果。中盤上位を目指すレッドブルトヨタはここからいかに巻き返しを図るか。次戦以降に期待したい。