ノートPCについてつらつら書いてみる

プライベートPCをIBM Thinkpad x31からApple MacBookに変えてすでに1ヶ月以上が経ちました。多少ドキュメントフォルダ配下のドキュメントや画像ファイル等を移動させただけで、なんら困ることなく移行できています。メールはすでにだいぶ前からGmailに一本化していますし、ブラウザはFirefoxがデフォルトなので、Google Browser Syncを使えばBookmarkや履歴をそのまま移行できます。思いのほか、私のデータはネットの「あちら側」にすでに置かれていて、手元に必要なファイルがそんなにはないことに気がつかされました。
で、ここからが本題。
1つめの話題はThinkpadLenovoIBMブランドの使用を繰り上げて終了すると発表しました。そもそもLenovoIBMからPC事業を買収した際に5年間のIBMブランド使用権を得ている訳ですが、3年ほどでその使用を終えることになります。IBM ThinkpadLenovo Thinkpadになるわけですが、この影響がどの程度のものなのかはふたを開けてみないとわからないというところが正直なところでしょう。IBMブランドであったからこそThinkpadを買っていた人もまぁそれなりにいるでしょうが、ThinkpadだからThinkpadを買っていた人に取ってはThinkpadらしさが失われない限りはその魅力はあり続けます。Thinkpadらしさ、の基準は人それぞれですが、キータッチやトラックポイントといったハードウェア面や、Thinkpadに添付される管理ツール類の使いやすさなどが主なポイントでしょう。Thinkpadは企業ユーザには根強い人気がありますが、あまりプライベートでThinkpadを使用している人は見かけません。5年後、10年後にThinkpadが市場でどのようなポジションに位置しているか。私はLenovoに期待半分、あきらめ半分といった感じです。まぁMacBookにSwitchした分際で、ですけれども。
2つ目の話題はDell Latitude XT。Dellが初のタブレットPCを発売しました。まだ実際に実物を見て、触った訳ではないのであくまでも画像や記事を読んだ限りの印象ですが、いやー、いい意味でDellらしくない。ブランドロゴの部分にThinkpadと書いてあれば信じてしまいそうな見た目に仕上がっています。Latitudeブランドでの提供ですので、企業ユーザをターゲットとしている模様ですが、どうもThinkpadユーザの切り崩しをターゲットにしているのではないかと思えてなりません。筐体の質感、色の選択、マルチタッチ対応のタッチパッドなどが非常にThinkpadユーザ好みにあっているなぁと思えました。12.1inchモデルですし、日本でもそれなりに売れそうですね。ノートPCではAcerに逆転されているDellですが、2008年はどんな製品を出してくるのか。XPSなど、最近はデザイン面でも強く意識した製品を提供しだしていますので、あとはAppleiPodのようなキラーガジェットさえ生み出せればDell復活といえそうなのですが。

(12/13追記)
Latitude XT、日本でも発表。
http://www1.jp.dell.com/content/topics/segtopic.aspx/pressoffice/2007/071212a?c=jp&l=ja&s=corp
最低でも26万円、推奨構成だと48万円・・・。高すぎないか?