書評:『シスタン〜システム担当者を雑用係と呼ばないで〜』きたみりゅうじ/アスキー

シスタン ~システム担当者を雑用係と呼ばないで~

シスタン ~システム担当者を雑用係と呼ばないで~

きたみりゅうじ最新作。まぁ相変わらずといえば相変わらずなのだけれども、IT業界に身をおく人間の無常が描かれています。今回は中小企業ではよくある兼任でのシステム担当者がテーマ。
SEをやっていると色々な会社のシステム担当者と一緒に仕事をすることになるわけですが、まぁたしかに会社によってシステム担当者の置かれた立場は千差万別。この本で描かれているようにほとんど雑用係のようになってしまっている人もいれば、ある意味で好き勝手やっているような人もいました。ITをどう日々の仕事に役立てていくのか。ITは現在のビジネスには不可欠ではありますが、あまりITを効率的に使いこなせている会社は多くはないのではないかと思います。
日々のITシステムの運用だけでなく、会社としての仕事の効率化を考えたシステムの導入…。どんな企業サイズであってもきっとシステム担当者の悩みは尽きないはず。なんで本でまでそんなツライ仕事の話をよまなきゃならんのかとも思いますが、これがまた他人事なら楽しんで読めることろが不思議ですねぇ〜(;´∀`)