書評：『POST-OFFICE ワークスペース改造計画』岸本章弘,仲隆介,中西泰人,馬場正尊,みかんぐみ

POST‐OFFICE―ワークスペース改造計画

金をかけたオフィスにしてくれとはいわないが、社員の要望を受けて考えられたオフィスにして欲しいと常日頃思っている。オフィスの効率性は社員の効率性に大きく影響する。長期的に、その結果生じる差はけっこう大きいのではないだろうか。
この本では、非常に優れたオフィス改造計画が数多く紹介されている。ぜひこれを取り入れて欲しいというアイディアが盛りだくさんだ。いくつかの実例も写真として紹介されている。あまり仕事する気にならなそうなオフィスもあるが(；´∀｀)、それ以上にどのオフィスもうらやましいなぁと思う。少なくとも、ここで紹介されているオフィスを持つ会社の経営陣はオフィス改革に積極的だということでもあるし。
会社のオフィスと外、だいたい仕事が半分ずつぐらいの私としては、個人スペースと打ち合わせスペース、そして立ち話やちょっとしたMTGができるスペースの3つがほどよく用意されているオフィスが理想的だ。柔軟なパーティショニング、立ち話がそのまま打ち合わせに自然に展開するようなスペース、そうした環境をさりげなく実現してくれるホワイトボード壁やステータス共有の仕組み…。
すぐにその効果があわられるわけではないだけに、ついつい後回しにされがちなオフィス改造ですが、そのコストパフォーマンスはそんなに悪くはないのではないかと思っています。