White Paper - Best Practices for VMware ESX Server 3

VMwareが公開しているTechnical resource資料を斜め読みしようシリーズ第1弾。かなり斜めですが。

  • 概要
    • VMware ESX Serverの展開には様々な方法がある。環境に合わせた展開のためのガイドライン
  • 仮想インフラ環境の設計
    • インストールする前に:いくつのVMが、どれくらいのリソースが、どんなアプリケーションを稼動させるのか
      • ハードウェアの選択は最適か(CPU,Memory,I/O ...)
      • 既存サーバを統合する場合は各サーバの負荷状況の変化ステータスを認識しておく必要がある
      • Virtual SMPはSMPに対応したアプリケーションを実行する場合には役立つが、むやみに使用すると全体のパフォーマンスに影響する
      • 64bit VMはあくまでも試験的サポート
    • ライセンス設計:各方式に互換性はないので注意!!
      • サーバベースライセンシング:既定方式。複数のシステム分のライセンスを単一のライセンスファイルで管理することが出来る。
      • ホストベースライセンシング:ESXサーバ単位でライセンスファイルを管理する。ライセンスファイルを割り当てるまでVMは起動できない。
    • ユーザー設計
      • VirtualCenterはADドメインユーザを利用することが出来るが、ESXサーバ単体では各々に設定したユーザおよびグループのみを利用することが出来る
    • ネットワーク設計
      • 可用性を考慮してvSwitch構成と物理NICのTeamingを設計する必要がある
      • セキュリティを考慮してVLANを設計する必要がある
      • VMotionを使用する場合は負荷などを踏まえてネットワークを設計する必要がある
    • ディスク設計
      • SC用のSwapパーティションはローカルHDもしくはSAN上に配置するべきである(NASスワップ領域に使用することは推奨されない)
      • VMkernelのコアダンプパーティション(vmkcore)はローカルHDもしくはSAN上に配置するべきである
      • SCのrootファイルシステムが溢れないよう注意するべきである
      • VMテンプレートとISOイメージを配置する領域を考慮するべきである
  • 既存バージョンからのアップグレード
    • アップグレードがサポートされないバージョンからアップグレードしてはいけない
    • VMFSファイルシステムは既存バージョンで使用されていたものとは異なる(VMFS3)
    • VMのダウンタイムを最小限にするためには慎重なプランニングが必要である
  • テンプレートを使用したVMのクローン
    • テンプレートを使用することで、1からVMを構築するよりも少ない手順・時間でVMを作成することが出来る
    • パッチ、VMware Tools、各種Agent、アプリケーションなどを導入したイメージをテンプレートにすることが出来る
  • 物理CD-ROMに代わってISOイメージを使用する
    • VMはCD-ROMであるかのようにISOイメージを使用することが出来る
      • ISOイメージを使用するとCDドライブを使用するよりも早い
      • ISOイメージはテンプレートではないが起動メディアとして使用することが出来る