HPが3comに続きParmを買収しました。Ciscoへの対抗力に続き、Google AndroldとApple iPhoneに対する対抗力を得るための買収、とは考えすぎでしょうか。PCで世界1位、ブレードサーバでも世界1位、クライアントとサーバの世界でトップの座に着き、プリンタをはじめとした周辺機器でも市場に強い立場を築いているHPが目指すものは、自社で全てのスタックを管理できるフルスタック戦略なのかもしれません。AppleやGoogleに依存しない製品戦略によって独自性を確保しようとするやり方は世界規模の組織力と資金力を持つNo.1だからこそできる戦略ともいえます。HPにAppleやGoogleの二番煎じをやるつもりはないはずです。HPなりのやり方がどういう方向性なのか。資金力だけがその武器とはなりえません。これらの買収戦略を通じて、HPらしさというものを統合的に纏め上げていくことができるのかどうか。HPの挑戦はどういう結果を生み出すのでしょうか…。
