どうやら海の向こう側ではBloomenergyの製品の話題で盛り上がっている模様。Engadget、TechCrunch、その他Google検索結果。
究極のオール電化に押されているガス会社にとっても、これはガスエンジンを使うエコウィル以上の武器となりそうです。…が、可逆的に使うこともできて、電気から水素を発生させる装置としても使えるということなので、電力会社にとっても重要な存在となり得る存在です。いずれにしても、すでに製品があり、ベータ・テスターとして実稼働している実績もあるところは凄い。製品化されているES-5000は企業向けでまだまだ家庭向け仕様ではありませんが、10年後に先進国において一家に一台置かれるようになる可能性を考えると、投資先としてGoogle以上の可能性を持っていると考えることもそれほど突飛ではないかもしれません。
オール電化最大の課題は送電ロスなわけで、アメリカのような広大な土地においてはより大きな課題となっているはずです。単純な仕組みで稼働部品を持たない点も、製品として魅力的。別に燃料電池は目新しいものではありませんが、そこにこうしたベンチャーが参入し、市場を活性化させるところがアメリカという国の魅力ですね。
