- 作者: レオ・バボータ
- 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日: 2009/08/05
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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- 減らす原則2 本質に迫ることだけを選ぶ
はじめにしっかりと選んでから、それ以外の余分な部分を減らす。ただやみくもに減らすだけでは、大事なところまでそぎ落としてしまいかねない。
本書では、本質に迫るための9つの質問を掲げ、自らに対して問いかけることにより本質に迫る技術を紹介しています。
もちろん、人生、本質に迫ることだけをやっていればよいわけではありませんし、やらなくてはならないことが沢山あります。でも、だからこそその時々において、ちょっとだけ立ち止まって、これらの質問を自らに問いかけてみることは意味があるのではないでしょうか。その対象となることは、それこそ人生の長期的な展望から、日々のタスク処理まで、幅広く活用できそうです。
大切なことに集中すれば、大切なことを達成できる。どうでもいいことや、ゴールの達成につながらないことに割いていた時間を大切なことにまわせるようになる。
どうしてもやらなければならないことに追われるからこそ、意図的に「大切なこと」、「本質に迫ること」に重点を置こうとするスタンスに価値があります。時間は限られていますが、シンプルな生き方とは何もしないということではないはずです。
いらないものを減らしてシンプルにするのは、人生を空っぽにするためではない。本当にしたいことをするための余裕を持つためだ。
- 減らす原則3 シンプルにする
本質に迫ることに集中するためには「ノー」と言うことが欠かせないと知っておいてほしい。シンプルに生きていくためにはそんな覚悟が必要だ。
とっても難しいのですが、自分にとってだけでなく、相手にとっても「ノー」は大切なことだと著者は訴えます。
きちんと「ノー」が言えるようになると、まわりの人はあなたを正直な人間だと見てくれるようになる。仕事を抱えすぎてあたふたすることなく、いつも自分に何ができるかをしっかりとわかっている人だということが伝わるからだ。
すると、人はあなたの時間を大切にしてくれる。あなた自身が自分の時間を大切にしていればこそ、それがかなうのだ。
ここまできても、私は相変わらず「そうはいってもねぇ〜」とは思うのですが、でも著者のいうことにも一理あるような気はします。結局のところ、仕事でも人間関係でも大切なことは結果の積み重ねです。そのためには、数多くこなすことよりも、しっかりとした積み重ねができる結果を確実に出していくことにこそ、価値はあると思います。