Fujitsu PRIMERGY BX900

各サーバベンダーが新型ブレードサーバをリリースする中で沈黙を守っていた?富士通がついに新しいブレードサーバを発表しました。2CPUブレードサーバを18枚搭載できる詰め込みタイプ。これまでのブレード筐体向けのIntel Xeon5500搭載サーバBX660 S5も同時に発売していますが、ついに富士通もいわゆるHP/NEC/DELL路線の2段重ねモデルへ移行することになりました。

10Uで18ブレードなので、詰め込み度合いとしてはHPやDELLの10U/16ブレードよりも高い集約率を実現しています。背面のモジュールは相変わらず富士通らしいというか、ちょっと無骨な感じがまだありますが、スイッチブレード類を横向きに搭載するHP型になっています。

ブレードサーバはラック型サーバとタワー型サーバと並んで普通に選択肢となる候補になりました。用途的に大幅な拡張性を必要としない限り、物理的な統合という意味合いよりも管理の集約、配線の整理、サーバの標準化というような意味でブレードサーバはなんら特殊ではない選択肢になったといえそうです。