Simplify Life for Realistic Life.

家を建てることは庶民?にとっての1つの大きな夢であるため、いざ建てるとなるとこんなことも、あんなこともやってみたいとなります。そうした全てが実現できれば理想でしょうが、現実はそうは甘くありません…。
まずはお金。絵に描いた餅では仕方がないので、懐との相談になります。無理して背伸びすることができないわけではないのですが、将来の不確実性はある程度考慮すべき点だと思います。ほどほどに、身の丈にあった程度で。がよいかと思います。将来大当たりするようなことがあれば、それはそのとき考えればいいことです。
続いて実現性。3次元空間である家では、色々理想を詰め込みたくなりますが、「まともに建っていてくれる」ことが基本です。構造上できないことや、生活するうえで問題となるようなものを取り入れるわけにはいきません。また、よっぽど余裕のある土地に建てるのでない限り、必ず必要になるコンポーネントを配置するだけでおおよそのスペースは埋まります。まぁお風呂をなくしてでも趣味のスペースを作る!というポリシーで突き進む方がいてもいいといえばいいんですけど。
そして最後に法規制などのルール。予算があって、実現性があったとしても、法規制に抵触する家は作れません。まぁ赤白縞々のまことちゃんハウス(…そういえば、どうなったんでしょうね。あれ)みたいな法律的にはOKでも地域的にはもめるような微妙なレベルの問題もありえますが…。
そんなわけで、基本は家は生活スタイルに合わせて建てるものだと思いますが、どうしてもある程度は家に合わせた生活スタイル、というものも必要になってきます。何を選ぶか、と同時に、なにを選ばないか。
建てることをターゲットにせず、住まうことをターゲットにした家作りを色々悩んでいきたいとおもいます。実はこの悩んでいる段階がいちばん楽しいのかもしれませんけど。