Windowsの死角

Windowsは通常のPCとMobile分野においてそれなりのシェアを確保し続けているが、その間にぽっかりと、抜け落ちてしまっている部分があるような気がする。つまり、ローエンドPC向けOSだ。
WindowsVistaは標準であまりにもハイスペックを要求しすぎる。「1年もすれば、ローエンドPCですらその程度の要件は満たす」といわれるかもしれないが、そういう考えではなくて、MicrosoftWindows Server 2008で用意しようとしているServer Coreとはちょっと違うかもしれないが、Windows Vistaにもグラフィックや一部機能の要件を含まないSimple版ともいえるバージョンを安価に用意すべきだったのではないだろうか。
$100PCが最近話題になっているが、機能を絞り、セキュリティリスクを最小限にとどめ、インターネットを使用する分には必要十分なOS、というレベルのニーズはかなりある気がする。
Business分野におけるWindowsの牙城はまだまだ強靭だが、Private分野におけるWindowsはどうも魅力に欠ける製品になりつつある。