本の行方を妄想してみる

さて、昨日落としてしまった本であるが、その後の行く末を妄想してみる。

  1. 落し物としてJRに届けられる:これは一番面白くない行く末。まぁ拾った側としては、持っていてもしようがないしかといって捨てるのもなんなので、最もシンプルな対応とはいえるが…。
  2. パラパラとめくってみる:自分が買ったのでもない本というのは不思議だろう。この本の持ち主はどんなひとなのか妄想しているかも知れない。ちょっと派手な赤いブックカバーがかけられているし、中身の文庫本は森博嗣の『工作少年の日々』。普通の小説ではないわけで、いろいろと妄想が膨らむ。しかも、トドメをさすかのように、モスバーガーで500円以上購入するともらえる抽選カードが間に挟まっていたりするのだから、いろいろ考えられるだろう。落とし主としては、それくらい妄想を広げてもらえるとうれしいのだが、あまり期待できないとも思う。
  3. つい読んじゃう:これは最も望ましい行く末で、せっかくひろったのだからぜひ読んでほしいとも思うのだが、これは最も可能性が低いだろう。
  4. このBlogを拾った人が読んでいる:ありえない話でもないが、可能性は宝くじ並みに低い。JRに落し物確認に行くつもりはないので、戻ってくることがあるとしたらこのパターンぐらいしか考えられないのだが、まぁこのオチはありえないだろう。

傘の落し物などはありふれているのでまったく興味はもたれないだろうが、文庫本が電車の中に落ちている、というのは考えてみるとけっこうシュールだ(^_^.)。500円ぐらいの文庫本であるし、新刊本なのでどこでも再購入できる(ちなみに、すでに再購入した)ので、お財布的にもそんなにダメージはない。逆に、拾った人が何を思うか妄想してこのBlogのネタ(しかも2本分)にまでなったのだから、おいしかったのかもしれない(とはいえ、また落とすつもりはないけれども)。
どーも最近読んでいる本に書く文章が影響を受けている気がするが、まぁいいか。

工作少年の日々 (集英社文庫 も 24-2)

工作少年の日々 (集英社文庫 も 24-2)