Outputを増やすとInputが増える?

情報はその「流れ」にこそ意味があります。非常に個人的な感想かもしれませんが、Outputを増やすと、蛇口から水を流すように、Inputするスペースが生まれ、結果としてそこに新たに流れ込むようにInputが増える気がします。
Outputの方法はどんな方法でもかまいません。たとえばこのBlogも私にとっては大切なOutputの1つです。日々思ったことや、書評、Linux kernelのお勉強(そろそろ再開せねば)、などなど、このBlogにOutputすることによって自分の知識としてInputされる情報が格段に増えています。Output先を持っている、ということはとても重要で、知識を含め、情報はInputからOutputへの流れにこそその価値があると思います。Inputされた情報をいかにOutputするか、そしてOutputされた情報はInputされた情報をどう租借して生み出されているのか、その流れを把握するだけでも、自分の興味の指向や意識の向いている方向、そしてこの先Inputしていくべき情報を指し示してくれます。
仕事においても、お客様へのヒアリングや設計、そして構築のフェーズもやりがいがあるのですが、それと同じぐらい、もしかしたら自分としてはそれ以上にやりがいを感じている部分が、お客様へのトレーニングやそのトレーニングのためのマテリアル作りです。そのお客様専用にカスタマイズされたOutputも価値がありますが、汎用的な、多くの人に役立つ(当然理解してもらえるように書く)、マテリアルを生み出すことは自分にとって非常に重要なOutputです。
どんなことでもかまいません、ぜひOutputを増やしてみることをおすすめします。どちらが先か、ということもあるかと思いますが、結果として、引きずられるようにInputも増えていくと思いますよ。