ESX Server 3.5.0系

ESX Server 3.5.0および3i(まぁこれも3.5.0の1バージョンですが)がリリースされました。
MicrosoftHyper-V(Windows Server Virtualization)をリリースしてくる前の先制パンチといったところでしょうか。ESX Server2.5系からのアップデートではあまり正常系発展とはいえない、Windows NTから2000へのアップデートのようなかんじでしたが、3.0から3.5へのアップデートはWindows2000からWindows2003へのアップデートと言った感じでかなり正常系進化。VMFSもバージョンが3.21から3.31に変更されましたが、3.5系からでも3.21のVMFS領域を普通に使用することができます。
3iをプリインストールするサーバモデルについては各社より発表されたもののリリースはもうちょっと。VMwareからは"ESX Server 3i 3.5.0 Installable"としてVI3ライセンス所有者はダウンロードすることができます。
3iも3.5.0も基本的に同じ機能を持っていますが、VMwareとしては基本的に3i系統での発展を目指している模様。ハードウェア監視や、バックアップツール等各種エージェントとの連携をどうするのか等、いくつか乗り越えるべき課題はありますが、仮想化レイヤーはOSレイヤーと明確に分離し、1つの市場を形成していくことになりそうです。