Sun xVM

仮想化市場にSun Microsystemsも本格参入。

Sun Microsystemsは米国時間11月14日,オープンソースの仮想化プラットフォーム・ソフトウエア「Sun xVM」を無償提供すると発表した。大規模なデータセンター環境で仮想化サーバーを構築し,WindowsLinuxSolarisをゲストOSとして運用できる。
当初Sunが提供するxVMブランドのソフトウエアは,集中管理コンソール「Sun xVM Ops Center」とXen hyperviserベースの仮想化サーバー「Sun xVM Server」の2種類。Sunは,開発コミュニティ「OpenxVM」も運営し,データセンター向け仮想化/管理技術の開発を支援していく。

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20071115/287248/
仮想化統合管理ツールはxx Centerという名前がデフォルトになってきました。また、VMwareのライバルたちは必ずOpen xxというコミュニティを立ち上げるところなんかもどれもそっくりです。
ただ、仮想化市場のパイも広がっていますが競合もここまで多くなるとVMwareとその他いろいろ、みたいな感じになってしまった感もあります。x86は特定ベンダーにロックインされた規格ではないだけに、市場が一定の規模として成立すると一気に様々な競合製品が登場し、そしてその後淘汰されていって市場が落ち着く、ということを次々と繰り返してきましたがこの数年はその波が仮想化製品にやってきている模様です。

xVMはSPARCプロセサだけでなく,x86/x64アーキテクチャのプロセサに対応しており,米Dell富士通,米Hewlett-Packard (HP),米IBMのサーバーでも利用できる。既に米Intel,米AMDスウェーデンMySQL,米Quest Software,米Red Hat,米Symantecなどのハードウエア/ソフトウエア/OSベンダーがxVMへの対応を表明している。

Intelアーキテクチャ以外の規格の中ではしぶとくサーバ市場で生き延びてきたSPARC/Solarisですが、ここ最近はIntel Solarisが登場したこともあって直接的にIntel PCサーバベンダーとぶつかり合っています(というか、Sun Microsystems自体がもはやIAサーバベンダーになっていますけど)。後発として登場したSunのxVMがどれだけユーザに受け入れられるのかはまだわかりませんが、Sunらしくしぶとく市場に残り続け、いい刺激を仮想化市場に与え続けてほしいものです。
結局はOpenSolaris+Xenなわけですが、Windowsに対してLinuxが次第に意識せざるを得ない存在になっていったように、Xen連合?もVMwareを強烈にプッシュし続けていって下さいね。
http://www.openxvm.org/