いずれのデータもガートナー調べ。
- 出荷台数
ベンダー | 出荷台数 | 市場シェア | 対前年度成長率 |
---|---|---|---|
HP | 226万台 | 27.5% | 8.0% |
DELL | 178万台 | 21.7% | 4.8% |
IBM | 129万台 | 15.7% | 7.8% |
Sun | 37万台 | 4.5% | 7.6% |
Fujitsu | 26万台 | 3.1% | -2.3% |
etc | 227万台 | 27.6% | 27.6% |
エントリークラスからハイエンドクラスまで、非常に幅広いラインナップと構成を提供しているHP強し。DELLの成長率がHPやIBMと比較して低調なのはブレードサーバに対する取り組みからか?まぁ今後数年でより今後の変化の状況ははっきりとしてくるでしょう。
- 売上高
ベンダー | 売上高 | 市場シェア | 対前年度成長率 |
---|---|---|---|
IBM | 169億ドル | 32.1% | 1.7% |
HP | 142億ドル | 27.0% | -2.3% |
Sun | 57億ドル | 10.8% | 15.4% |
DELL | 54億ドル | 10.3% | 0.4% |
Fujitsu | 25億ドル | 4.8% | -7.0% |
etc | 79億ドル | 15.0% | 6.7% |
この2つの表を見ると、HPが2006年は価格を下げて台数シェアを拡大する戦略を取ってきていたことがよくわかる。出荷台数でDELLの1/4しかないSunが売上高ではDELLよりも高い数字をたたき出しているところも興味深い。DELLはぎりぎりまでコストを削って薄利多売を指向しているが、Sunの戦略はそれと対極の戦略を取った結果といえるかもしれない。2006年サーバ市場における最大のニュースはこのSunの復活劇。売上高で成長率15.4%は驚異的。
仮想化市場の急拡大、クアッドコアCPUの登場、Longhorn ServerやRHEL5の登場などで2007年がどういう変化が生まれるのか。要注目です。