IT産業

下記映像はプログラマーが飛行機を作ったら、という映像だが、IT業界全般にいえる状況がわかりやすく示されていると思う。永遠に未完成の飛行機に客を乗せ、すでに飛び立った飛行機をどうにか飛ばしていく…。最低限飛ぶ前に用意されていてほしいタイヤすら、まだ空気が入っていない…。

実際、たとえばソフトウェアやFirmwareに致命的なバグがあったとしてもシラッとアップデートパッチをリリースしておしまい。自動車や家電製品だったらリコールものの問題があっても大問題としては扱われない。
さすがに東証のシステムのようにすさまじい額の訴訟問題などにつながるとニュースになったりもするが、直接人命にかかわらないからなのかバグがあること自体が大問題とは扱われない。
もちろん、通常の製品と違ってIT業界が扱う製品は新しい技術や仕組みが次々と開発され、すさまじいスピードで進歩しているだけに、ちょっとしたバグやミスは些細な問題なのかもしれない。しかし、そうしたところがちゃんと問題視されるようになってこそ、成熟した業界といえるのかもしれませんね。