Backup Exec 11

米国シマンテックは、データ・バックアップ・ソフトウェアの新版「VERITAS Backup Exec 11」を年末までに発表するもようだ。同製品のベータ・テスターによると、新版は、マイクロソフト製品に対する新しい暗号化機能、ならびに、大幅に機能強化されたリカバリ機能を搭載するという。

http://www.computerworld.jp/news/sw/50669.html
バックアップツールって「いかに簡単にバックアップできるか」ということについつい目がいってしまいますが、実際に重要なのは「いかに柔軟かつ確実にリストアできるか」ということが主目的であるわけで、そうした面でBackup Exec 11には期待できるかもしれません。

今年の春にBackup Exec 11のベータ・テストを実施したという匿名希望のユーザーによると、同製品ではActive Directoryを詳細にリストアする機能が強化されており、ストレージ管理者はActive Directoryをすべてリストアしなくても削除された単一のユーザを復元できる可能性があるという。なお、このリカバリ機能はExchangeや SQL Serverといったマイクロソフト製品で利用できるという。また、集中型管理サーバが利用できない場合に、データ復元作業を遠隔操作で実行できる分散型カタログが含まれるほか、シマンテックの「LiveUpdate」機能もサポートしているという。

高機能なオンラインイメージングバックアップツールが出てきたことで、既存のバックアップソフトウェアはデータ単位での柔軟なバックアップ機能を打ち出してきています。
やっとIAサーバでもユーザが望む形でのバックアップが出来るようになってきつつある気がします。