亀の子算:解答編

解き方を知っていると何も考えずに解けるらしいのだが、それじゃあ面白くない。
いかにシンプルに(手順が、じゃなくて考え方が)解答までたどり着くか、頭をひねるのが面白い。

  • 親亀は11匹。まずはスタート時点では"他の亀を載せていない亀"は11匹だったわけだ。
  • 載せられる亀の数は0か6しかないのだから、0匹載せた亀は1とカウントされるし、6匹載せた亀は(+6-1)で5とカウントされる ※自分自身は"他の亀を載せていない亀"ではなくなるから-1。
  • 最終的な"他の亀を載せていない亀"の数は56匹になるのだから、初期状態の11匹から"他の亀を載せていない亀"は56-11で45匹増えたことになる
  • "他の亀を載せると+5カウントされる"のだから、45匹は45/5=9セットだということになる ※それが子亀であろうが孫亀であろうが関係ない
  • よって、+5される9セットは6匹の亀で構成されるから、6*9=54匹
  • 最初からいる親亀は11匹だから、セットを構成する54匹と最初からいる親亀分11匹を合わせて65匹、というのが解答。 ※この場合、子亀と孫亀がそれぞれ何匹になるかは何通りか解答が得られるだろう

求めたい解は合計の亀の数であって、子亀の数でも孫亀の数でもないところが隠れたポイントのような気がする。