システム運用

SIerで仕事をしていると運用の仕事はルーチンワークであまり面白そうじゃないなぁなどと思ってしまっていたのですが、最近はユーザにサービスを提供するサーバを「色々と創意工夫しながら」運用するのは楽しそうだなぁと思うようになってきました。
http://labs.unoh.net/2006/06/post_19.html
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…なんてなかなか面白い試みじゃないでしょうか。いかに金をかけずに、それでいて全体としてのサービスレベルを落とさない仕組みを構築するか。特に最近は回線費用やサーバも安くなったので、オープンソースを使えばサービスを提供する環境に対するコストを最小限に抑えてその分開発にまわすことができるようになってきています。ユーザから見れば一定のサービスレベルさえ維持してくれればシステムがどう構築されていようと構わないわけで、サービスがどんどんとよくなっていくほうが重要なのでいいことだと思います。
Googleまでいかずとも、はてなやKLabのDSASなど、日本でもある程度大規模なサービス環境でもオープンソースを活用して創意工夫で十分な品質のサービスを提供している会社がたくさん出てきています。
自分たちが提供するためのインフラなので、工夫のやりがいもありそうです。自分の工夫によってシステムがよりよくなり、そして自分もより楽に管理が出来るようになっていく。お客様にシステムを収める立場のSIerでは味わうことが出来ない面白さがそこにはありそうです。
もちろん、サービスを提供している立場ですから何かあったときなどは想像以上に大変なんだとも思いますけれども。