富士通シーメンスの動揺?

Siemens富士通とのジョイントベンチャーであるFujitsu Siemens Computers(FSC)からの撤退を示唆していると、米Wall Street Journal(WSJ)が8月6日(現地時間)付けの記事で報じている。FSCは1999年に設立され、Siemens富士通が50:50の割合で出資しているオランダを拠点にした企業。PCやサーバなど、Siemens富士通の製品を主にEMEA(欧州、中東、アフリカ)地域に販売している。

http://journal.mycom.co.jp/news/2008/08/06/067/
たまに紹介しているIAサーバシェアでも、少しずつではあるもののシェアを落とし続けているだけに、厳しい戦いが続いていたわけだが、こうした撤退ニュースが流れてしまうと、シェア低下の流れに拍車をかけてしまう可能性がある。
HP,Dell,IBM,Sunと争っているわけだが、はたして5強の一角が崩れることになるのか。はたまたどこかに吸収されるような大どんでん返しがあるのかなど、しばらく注目していきたい。ま、そんなに結論が見えてくるまで時間はかからないだろう。
国内ではそれなりに戦いを続けている富士通だが、富士通シーメンスシーメンス持ち分を買い取るだけの体力はないはず。シェアだけが大切ではないが、シェアがないと利益も生み出せないことも、競争していくことができないということもまた確か。
さてさて、どうなりますやら。