Blade ServerはIA+UNIX?

2007年、ブレード・サーバの出荷台数の対前年度比成長率は世界で19.9%増を記録した。サーバ市場全体の台数成長率が世界で7.4%増であったことからすれば、ブレード・サーバはサーバ市場の主力製品として市場を牽引していると言っても過言ではないだろう。日本のブレード・サーバ市場も、世界には後れるものの、基本的に同期を取る形で成長していくことは確実とされている。ユーザーは、世界のこうしたトレンドも踏まえ、自社の情報システムの今後を検討すべきである。

http://www.computerworld.jp/topics/scon/114609.html
IAサーバとUNIXサーバをブレードサーバとして統合するということが果たして進むのだろうか。
IBMとHPはそれぞれ、自社のUNIXサーバのブレードサーバモデルをリリースして幅広いラインナップをそろえ、ブレードサーバとしての差別化をさらに強めようとしている。そういう意味ではSunとかも一緒か?唯一DELLはIAサーバのみだけれども、それは元々のラインナップであって別にあえて選択した結果ではない。
ブレードサーバはどうしてもメーカーごとの筐体と紐付くため、一度導入するとベンダーロックインがより強く働く。別にベンダーロックイン自体が悪いとはいわない。満足のいくラインナップがそろっており、製品もサービスも含めてすべて納得しているのであれば全く問題はない。
唯一の課題は、ブレードサーバはどうしても制約が多くなるところだろう。構成的な選択肢の幅は限られるし、様々な用途のサーバをブレードサーバに統合したために、1つのモジュールの障害が幅広いシステムに影響を与えることになる可能性もある。
いいとか悪いとかではなく、統合のメリットとデメリットをしっかりと考慮した上で選択するべきだ、ということだ。別にトレンドなんて追いかける必要はない。もちろんトレンドを理解しておく必要はある。しかし、流される必要はない。それぞれの会社や組織には、それぞれの選択があっていいだろう。