台風週末の模様なので、今日も映画ヾ(*´∀`*)ノ゛。
7/20公開、とされながら、すっかり今週末からあちこちで先行上映されていて、実質公開されている『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』を観に新宿バルト9へ。
1作目から4作目は自宅でのDVD鑑賞だったのだが、5作目にしてついに劇場鑑賞。5作目にして、しかもこの作品で完結するわけでもないのにこれだけの映画に仕上げてきたところはさすが。というか、私はハリー・ポッターを小説で読んでいないのだが、小説を読んでいる人たち(=ポッタリアンの皆様)にこれだけ受け入れられているところはすごいと思う。大体、原作がいい作品であればあるほど、映画化に際してがっかりされることが多いと思うのだが、ハリー・ポッターの場合はキャスティングと完璧に作りこまれた世界観がよかったのだろう。なんといっても、ダニエル・ラドクリフの完全マッチ度がすばらしかったのだろうけれども。
で、今回の作品『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』ですが、エンディングに向かっての盛り上がりの始まり、といったかんじでなかなかいいかんじ。すっかり大人になってしまった(;´∀`)ポッターくんですが、本作では未成年扱いされて大人の世界に翻弄されながらも、けなげに頑張ってくれます。ネタバレはここでは控えておきますので、ぜひ劇場に足をお運びください。
VFXもすごいことになってきていて、戦闘機を箒に、フォースを魔法に置き換えた現代版スターウォーズのような展開に。ハリウッド映画以外にこの規模の映画を作るだけの財力も戦力もないので仕方がないのですが、こうした映画はすべて欧米的な世界をベースとしていて、日本的な世界をベースにしたすばらしいファンタジー作品がほとんどないところは、非常に残念だったりもします。現代日本と八百万の豊葦原を結びつけたら、それもなかなか面白い作品になると思うんですけれどもねー。
話はだいぶずれましたが、本作は度派手なアクションあり、ユーモアあり、どんでん返しあり、恋愛ありとなかなか盛りだくさんな作品に仕上がっていますので、映画館の大画面と大音響で鑑賞する価値は十分にあると思いますよ。
唯一残念だったのは、悪役側のたくらみがもうちょっと明かされてきてもよかったのではと思う点ですが、そこらへんは次回作に期待することといたしましょう。