なかなか粋じゃないっすか。

世界的ベストセラー小説「ダ・ヴィンチ・コード」が盗作かどうかをめぐる裁判を担当した裁判官がさる7日出した判決文に、独自の暗号を組み込んでいたことがわかった。
判決を出したのは、ロンドン高等法院のピーター・スミス裁判官(53)。判決文全71ページの各所に不規則な斜体文字がちりばめられ、最初の段落からは「スミシー・コード(スミスの暗号)」の単語が解読できるという。28日付英紙ガーディアンは、この暗号を最初に発見、解読した弁護士の話を掲載。弁護士は「原作に出てくる暗号解読と同じ数列を使って解いた」としている。

http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20060428i216.htm
大変面白い。特に"おとがめ"も受けていない様だから、この程度であれば「遊びを仕事に持ち込む」ことに寛容な社会もなかなかのもの。日本のお堅い裁判官じゃぜったいないだろうな。
(5/1追記)解読された記事。

世界的ベストセラー「ダ・ヴィンチ・コード」の著作権侵害訴訟を担当した裁判官が判決文に組み込んだ「暗号」が28日までに解読された。答えは訴訟を担当した裁判官が敬愛する英海軍の英雄ジョン・フィッシャー提督(1841〜1920年)への賛辞だった。
「暗号」は英高等法院のピーター・スミス裁判官(53)が判決文の各所に斜体文字で挿入。英紙が原作にも出てくるフィボナッチ数列を使って解読に取り組んだところ、「スミスの暗号…ジャッキー・フィッシャー(提督の呼び名)、あなたは誰。ドレッドノート」となり、スミス裁判官もこれが正解だと認めた。 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060429-00000020-jij-int