サーバ関連

UCS Manager は Fabric Interconnect に入っている機能でござる

技術的に詳細な紹介は本家におまかせし、こちらでは今後も「そもそも」的な部分を小粒に書いていきたいと思います。別にOfficialなBlogでも仕事でもないですし!Ciscoのサーバ製品 "Cisco UCS" には、ブレードサーバのBシリーズとラックマウントサーバのCシ…

ちょっとしたことが、大きな価値だったりする ー UCS ManagerにおけるProfile

仮想化環境のようなインフラ環境を構築する場合、同一モデル・同一構成のサーバを多数並べて使用する場合が多くあります。たとえばVMware vSphereを用いて仮想インフラ環境を構築する場合には、ESXiホストが仮想マシンの実行環境となりますが、基本的にはCPU…

メモ書き:Windows Server 2012 - Storage

Networkに続いてStorage(ホワイトペーパーとしては、「記憶域」と「記憶域と可用性」がベース)。Windows Server 2012では大幅にストレージ関連の機能も強化されるが、Linuxにおいて実装が進んでいる機能の後追いといえる部分も多数ある。しかし、Windowsにお…

メモ書き:Windows Server 2012 - Network

ブログのエントリー久しく書いていなかった…。色々と下書きは溜まっていくのだけれども…。 当面はまとまった文章書くというよりも、メモ書きのダダ漏れとして使います…m(_ _)mWindows Server 2012のベータ版ホワイトペーパーについてのメモ書き。まずはNetwo…

ServerSwitch 〜 Networkはシンプルに?柔軟に?

北京にあるMicrosoftリサーチアジアと精華大学が共同論文 "ServerSwitch: A Programmable and High Performance Platform for Data Center Networks"を公開しています。わずか15ページの論文ですが、なかなか面白い内容です。ハードウェアベースのネットワー…

iSCSIはネットワーク?ストレージ?(3)

(1)、(2)の続きです。 FC SANの場合、基本的にはソフトウェア制御をすることはないのでFC通信のための専用アダプタHBAを用います。FCプロトコル部分はすべてハードウェア制御されますので、サーバOS側はSCSIとしてのマルチパスを制御するドライバによってマ…

iSCSIはネットワーク?ストレージ?(2)

(1)の続きです。 iSCSIはSCSIプロトコルを完全にTCP/IPの上に載せていますので、実装は色々なパターンがあります。 最もハードウェア的な実装は、FCと同レベルのHBAを用いた実装です。FC SANではFCプロトコルを用いた実装部分は完全にハードウェアで実装され…

サーバは専用機に?

主にx86/64アーキテクチャのIAサーバは、仕様の標準化によって高いコストパフォーマンスと階層分業を実現したことにより普及してきました。ベンダー各社の製品は多少の差別化や独自技術の搭載はあっても、CPUやメモリ、NIC、HDDなどのほとんどの主要ハードウ…

HPはフルスタックを構築して何を目指すのか

HPが3comに続きParmを買収しました。Ciscoへの対抗力に続き、Google AndroldとApple iPhoneに対する対抗力を得るための買収、とは考えすぎでしょうか。PCで世界1位、ブレードサーバでも世界1位、クライアントとサーバの世界でトップの座に着き、プリンタをは…

時代はメモリ重視へ…。で、eX5(MAX5)ってなーに?

なーに?シリーズ第2弾(^_^;)、DELLのFlexMem Bridgeに続いて、今回はIBM eX5について。ソースはlivestreamで公開されたこちらのIBMセミナー動画「「eX5」で実現するスマートなx86インフラ構築セミナー」*1。 eX5はIBMがIAサーバ向けに提供する拡張仕様の5世…

時代は2U/4Sへ…。で、FlexMem Bridgeってなーに?

DELLがどばっとPowerEdgeの新製品を発売してきました。先日CloudEdge(PowerEdge C Series)は一部紹介しましたが、Intel Xeon 7500番台(4-8Core)搭載モデルとAMD Opteron 6100番台(8-12Core)搭載モデルも発表されています。ついに、2Uサーバで4ソケットモデル…

そのサービスは、インフラから切り離すことができるか?

OSの仮想化が急速に普及した理由は、OS実行環境というレイヤーで仮想化が行われるために、その上で実行されるミドルウェアやアプリケーションは一切改修などを行う必要がない(ことになっている、基本的に。)という点がIT管理者にとって「移行しやすさ」であ…

IBM eX5は技術的には興味深いけど…

IBMが同社のx86/64サーバ向けに実装してきたEnterprise X-Architectureの第5世代"eX5"を発表しました。これまでEnterprise X-Architectureはハイエンド向けサーバのみに実装されてきましたが、今回のeX5はミドルレンジのサーバ*1にまでその対象を広げてきて…

日本のクラウドは単なるリソース貸しなのか?

GoogleやらAmazonやらの面白いところは、自社のサービスを支える基盤を作り上げていった結果として、それが他に類を見ない、独自性を持ったITインフラリソースを抱えるに至っているところ。ポイントはそのリソースが「自分」のために作り上げたものであり、…

3PARは残されたターゲットなのか?

ついにこういう類の記事が出始めました。 Dow Jones グループの経済誌『Barron's』オンライン版は28日、ストレージ製品ベンダー 3PAR に買収話が持ち上がる可能性があると報じた。そのため 3PAR の株価は、同日の取引で上昇した。 3PAR はストレージ リソー…

FCoEはその名の通りFCの拡張です〜iSCSIかFCoEか、という議論は無意味では?

2010年は10Gbpsネットワークが本格的に普及し始める年になりそうです。サーバ向けの10Gbps NICも発売されていますし、全ポートが10Gbps対応したネットワークスイッチもだいぶ安価なものが登場し始めています。個人的には、10Gbpsはまずネットワークストレー…

Planex CAS

PLANEXがCAS(Cloud Attached Server)としてNASにServersMan@CASを搭載したモデルを発表しました。 元々PLANEXがラインナップしていたNAS製品DigiJukeにFreeBitのServersMan@CASを搭載しただけの製品ですが、コンセプトとしては非常に面白いのではないかと思…

IBM CloudBurst

んー、体のいい究極のベンダーロックインパッケージ…といっては失礼か(^_^;)。 CloudBurstは,同社のブレード・サーバー「IBM BladeCenter」とストレージ「IBM System Storage DS3400」を収めたラック,運用管理ツールのTivoli Service Automation Manager,…

IT市場の縮小は当面続く?

IDC Japanは11月4日、2009年第2四半期(4月〜6月)の実績、ユーザー調査(8月実施)および景気動向などに基づく国内製品別IT市場予測を発表した。 調査結果によると、2009年の国内IT市場規模予測は11兆8488億円。2008年の12兆8350億円と比較してマイナス7.7…

Windows PEは仮想環境でも便利

ComputerworldがWindows PEの特集記事「Windows PE 完全活用ガイド―[1]PEを使いこなすための基礎知識 」を始めています。Windows PE自体はだいぶ前から提供されているものでしたが、一般提供されるものではなかったのでそれほど誰もが使うツールではありま…

ストレージ・バックアップの次のトレンドはデデューブとリアルタイムバックアップかな(2)

誰も待っていないとは思いますが、リアルタイムバックアップについてをば。レプリケーションはバックアップではない、ということを理解してもらえなかったりすることがあるのですが、その状況をさらに混乱の渦に突き落としそうな話題です。 リアルタイムバッ…

Lefthand

HPが買収したiSCSIストレージベンダーLefthandの製品の後継となるHPストレージ"P4000 SAN"がついに登場しました。HPのネットワークストレージとしてはMSAとEVAの間辺りに位置付けられる様ですが、iSCSI市場がより活性化するきっかけになるでしょうか。 ネッ…

ストレージ・バックアップの次のトレンドはデデューブとリアルタイムバックアップかな(1)

EMC vs. NetAppの買収合戦で盛り上がったDataDomainはデデューブ(重複排除)機能を持ったアプライアンスベンダーですが、その他、ハードウェアベンダーやソフトウェアベンダー各社が最近は「重複排除」というキーワードを引っ提げた製品の発表を続々と行って…

Ciscoの行く末やいかに

Cisco最大(規模)の買い手であったと思われるIBMですが、ついにBrocadeのネットワークスイッチ(Foundryを買収したもの)のOEMに踏み切りました。そっちがサーバ事業に乗り出すならこっちだって!というわけでしょうか。黒光りしたその筐体は今やレアものとなり…

Fujitsu PRIMERGY BX900

各サーバベンダーが新型ブレードサーバをリリースする中で沈黙を守っていた?富士通がついに新しいブレードサーバを発表しました。2CPUブレードサーバを18枚搭載できる詰め込みタイプ。これまでのブレード筐体向けのIntel Xeon5500搭載サーバBX660 S5も同時…

Windows Server 2008 Foundation

Windows Server 2008の新しいEditionとして"Foundation"が登場しました。 Hardwareプリインストールモデルのみでの提供となり、物理CPUソケットは1個のみ、メモリも8GBまでのサポートとなりますがほとんどの場合において充分といえます。なんといっても下手…

オラクル、サンを買収。

ちょっと予想外な展開。んー、成功か失敗かは数年後に見えてくるでしょう。SolarisやJava、仮想化技術は非常にメリットがあるでしょうけど、MySQLやOpen Office、さらにはハードウェア事業がどのように位置付けられていくことになるのかは要注目です。 色々…

ネットの向こう側にある現実

私たちはインターネットを通じて日々様々なサービスを利用していますが、そのサービスの裏側にはサービスを支えるインフラ環境が必ず存在します。どんなインフラを使っているのか、もしかしたらサービスを提供している人たち自身もクラウドコンピューティン…

ターゲットは中小企業?大企業?

この前のエントリーで取り上げたVECDもMicrosoftの新しいライセンス形態の1つですが、より積極的なソフトウェアのサービス化としてビジネスユース向けのコミュニケーションツールをサービスとして提供する"Business Productivity Online Suite (BPOS)"の国内…

Intel Xeon 5500 / 3500

Intelからこれまで開発コードNehalemとして扱われていたXeon5500/3500が正式に発表されました。 米国Intelは3月30日、「Nehalem」マイクロ・アーキテクチャを採用したサーバ向けプロセッサの新モデル「Xeon 5500」と「Xeon 3500」をリリースした。 (中略) Xe…